大好きな車に関わる仕事の中で、いろいろなことに挑戦したい
2022年入社
山口 秀真
埼玉県出身
大東文化大学出身、社宅住まい。現在は、ブレーキシステムの開発にあたる技術開発部に所属。
タイヤを横滑りさせながら走行させるテクニック「ドリフト走行」に、学生時代から熱中している社内唯一の「ドリフター」。
入社前、どんな学生生活を過ごしましたか?
モータースポーツ「ドリフト」に夢中
モータースポーツの「ドリフト」にのめり込んでいました。多い月には2〜3回、栃木県の日光サーキットや千葉県の茂原ツインサーキット、群馬県などに出かけてドリフト走行を満喫する生活を送っていました。
学生らしいサークルや飲み会などはほとんど経験することなくドリフトに夢中で、練習や走行会で出会った、同じ趣味を持つ人との人脈を広げていました。
もともと父親の影響で車が好きだったこと、また、ドリフトに打ち込んだことで、車種や自動車のパーツなどについて自然と知識が身につき、現在の仕事に役立っている部分もあると思います。
ディクセルという会社を選んだ理由を教えてください
自動車業界で自分の個性を生かしたかった
ドリフトという趣味を仕事に生かすために、就職活動は自動車業界に絞っていました。ディクセルに興味をもったのは、自分自身がディクセルのパーツを使用していたことから、親しみがあったことが一つの理由です。また、自動車業界で開発の仕事に携わりたいという希望がありましたが、多くの企業は理系限定で募集を行っていました。経営学部の文系出身では厳しいと感じていましたが、ディクセルの技術開発部は学部の条件がなかったため、自分でも開発職につけるという希望を持つことができました。
面接でドリフトの趣味について深く掘り下げた質問をしていただいたことで、車が好きな人が多い会社だと感じ、この環境で働いてみたいと思いました。
入社後、仕事を通して学んだことは?
報・連・相の大切さを実感
当社は、入社後1年間で、さまざまな業務を経験します。
ロジスティクス研修では、1日に出荷される製品数と圧倒的な在庫量が自分の想像を遥かに超えていて、本当に驚きました。カスタマーサービス研修では、お客様からの注文の処理を経験しました。製品の売買の仕組みや注文から出荷までの流れ、電話対応など、初めて覚えることが多く苦戦しましたが、社会人として鍛えられたようにも思います。その他、モーターショーなどのイベントにも参加し、企画広報の仕事も経験しました。
さまざまな仕事を経験し、すべての仕事に「報・連・相」がいかに大切であるかを痛感しました。「報・連・相」を怠ったことが何度かあり、その度に大いに反省しました。自分勝手に判断するのではなく、小さなことでも社内への情報共有を行うことが、結果的に良い仕事、良い製品につながっていくことを学びました。
現在の仕事内容とそのやりがいは?
お客様に「買うよ!」と言ってもらえた時
現在は技術開発部に所属しています。主な仕事は、適合確認とスカラシップ制度の管理です。
適合確認は、お客様から車の情報をいただき、それに適合するブレーキパッドやブレーキディスクローターを案内する仕事です。適合作業の中で、今まで知らなかった車種に巡り会えることもあり、学びの中に楽しさもあります。かなり新しい車種など、ごく一部当社の製品が適合しない車もありますが、ほとんどの車種に当社の製品は適合し、改めて豊富なラインナップの強みを感じています。
スカラシップ制度は、モータースポーツの支援制度で、対象イベントの競技参加者に対し、成績に応じてポイントを付与し、獲得したポイントによって当社製品や便利グッズと交換するという制度です。現在は、登録受付、ポイントの付与、製品交換など、スカラシップに関する一連の仕事を一人で担当しています。モータースポーツ競技者とメールを交わす機会も多く、製品に対する評価なども聞くことができ、非常に勉強になります。
このような積み重ねで、少しずつ製品知識も増えてきました。先日「大阪オートメッセ」に出展者として参加した時、ドリフトが趣味のお客様に最適だと思う製品をご提案し、「これを買うよ」と言っていただいた時は、心の中でガッツポーズを決めました。
あなたの言葉でディクセルとは?
挑戦できる会社
当社は、新卒でもどんどん意見を求められますし、入社して間もない頃から企画などにも挑戦することができます。
学生が自ら構想・設計・製作した車両により、ものづくりの総合力を競う「学生フォーミュラ」というイベントに出展者として参加した際には、そこで配布する販促品に関して、同期と2人で企画から携わり、クリアファイルとうちわを制作しました。一から自分たちで考えて企画を進めていくという、大変貴重な体験になったと思います。
今後の目標などはありますか?
レースチームのサポートを一人で担当したい
技術開発部の仕事の一つに国内外におけるレース参戦チームのサポートがあります。今はレースの際、上司に帯同して勉強中ですが、将来的には一人でレース現場を任されるようになりたいと思っています。ドライバーの要望に応じて、製品の提案をはじめ、さまざまな相談を受ける仕事ですので、車、パーツ、レースなどの深い知識と経験が必要になってきます。今は見て学ぶことしかできませんが、いつか自分の知識と経験でドライバーに役立つアドバイスができるまで、成長したいです。
また、スカラシップ制度に関しても、現在はドリフトユーザーの登録が1名のみですが、ドリフトユーザーオリジナルの特典を設けるなどによって、スカラシップに登録してくれるドリフターをもっと増やしたいという目標も持っています。
プライベート・趣味などについて教えてください
やっぱりドリフト!
趣味であるドリフトは、社会人になっても継続しています。
次は鈴鹿サーキットで行われる走行会に参加する予定ですので、仕事と両立させる形で今後も楽しんでいきたいと思っています。
SCHEDULE
9:10
出社
出社後は、最初にメールチェックをしてから1日の業務を始めます。
9:30
適合作業、スカラシップ制度の管理
適合作業は不定期で生じる業務。対応事案があれば、作業を行います。
スカラシップ制度の担当のため、その管理も適合作業と並行して行います。
それ以外に、上司から依頼された作業などにも随時対応していきます。
12:00
昼休憩
12:00〜13:00または13:00〜14:00が昼休み。部署内で交代しながら休憩をとります。
13:00
適合作業、スカラシップ制度の管理
午前中と同様、適合作業、スカラシップ制度の管理、上司からの依頼業務をバランス良くこなします。
18:30
退社
社宅まで車で帰ります。
1.5kmという短い距離ですが、こだわりの車移動です。
ディクセルファンを増やすキーパーソンに!
技術開発部
木村 真生
山口君は、素直でコミュニケーション能力が高く、仕事の理解も早いと思います。人当たりが良いので、誰にでもかわいがられる後輩です。
入社当初に比べると、製品知識が身についてきたこと、また、電話応対などにより接客に慣れてきたせいか、お客様や代理店の方と積極的にコミュニケーションを取れるようになってきて非常に頼もしいです。成長を感じることはもちろんですが、私も見習いたいと思うほどです。
技術開発部に不可欠な製品知識と、コミュニケーション能力を武器とした営業センスも感じられますので、今後はその両面のスキル、強みを生かして、もっともっと多くのディクセルファンを獲得してほしいと思っています。